10月16日(土)に、多世代交流目的の一環で、弥生が丘東公園おひさまの丘にて「スポーツ鬼ごっこ体験会」を開催しました!
大人も子どもも支えあう地域の仲間として
「多世代で鬼ごっこ?しかもスポーツ鬼ごっこって?」と思われる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は「スポーツ鬼ごっこ」だけではなく…
「スポーツ鬼ごっこ」は一般的な鬼ごっこ同様、基本的に走り回るゲームです。
しかしそうなると、走るのが苦手な方、ご年配の方には、参加しづらくなってしまいます。
そこで今回は、そんな方々でも参加しやすいように、ゲームの審判や、子どもたちのサポートに入っていただいたり、激しい動きをしなくても参加できる遊びに参加していただきました。
幅広い年代の方の参加
体験会当日は、3歳から70代まで20組(22名)の方の参加があり、こういう遊び場では、子どもたちが主役になりがちですが、今回は大人も子どもも「一緒に遊ぶ友だち」として、過ごしていただきました。
遊びの進行は、鳥栖市スポーツ鬼ごっこ愛好会代表の磯野さん!
当日は全体のインストラクターとして磯野弘年さんにお願いしました。
磯野さんは「鳥栖市スポーツ鬼ごっこ愛好会」の代表を務めており、一般社団法人鬼ごっこ協会公認の「スポーツ鬼ごっこ指導員・審判員公認2級ライセンス」を取得されているまさに「スポーツ鬼ごっこを知り尽くしたプロ」。
そんな磯野さんから「スポーツ鬼ごっこ」をはじめ、色々な楽しい遊びを教えていただきました。
鬼ごっこの種類は約3000種類!?
「皆さんは鬼ごっこの種類はどれくらいあると思いますか??」
始める前に磯野さんから参加者へ質問がありました。
「こおり鬼」や「色鬼」、皆さんやったことがある鬼ごっこを思い思いに出し合っていました。
「鬼ごっこの種類は全国でおよそ3000種類あるといわれています」という話があると、参加者からは「えぇ~!?」と驚きの声が上がりました。
その中から今回は、3種類の鬼ごっこみんなで体験しました。
「ことろことろ」と「キズ鬼」
みんなで入念に準備体操と遊ぶ際の約束事を確認したあと「スポーツ鬼ごっこ」を始める前に2つの鬼ごっこから体験しました。
まずはじめにおこなったのが「ことろことろ」。
なんと1300年前も昔からずっと遊ばれていると言われている鬼ごっこの一つです。
鬼役の人以外は列を作り、鬼役の人は列の最後尾の人をタッチするというルールです。
動く範囲は少ないのに、子どもたちのすばしっこさに大人たちが翻弄されてしまう予想通りの展開でした(笑)
しかし一夫で大人のフェイントに悔しがる子どもたち、年代バラバラでチームを作り実際にやってみると意外とどのチームも白熱してもりあがっていました!
「ことろことろ」の後に体験したのは「キズ鬼」という鬼ごっこです。
鬼から首から下をタッチされると「キズ」となり、キズの箇所を抑えながら制限時間内を逃げまわるゲームです。
3回鬼にタッチされると「入院」となり、お医者さん役の人に頭をなでてもらうことで「退院」(復活)します。
「キズ」を手で抑えながら追いかけられるので、普通の鬼ごっこと違ってルールを覚えるのが大変そうではありましたが、参加者同士で教え合いながら楽しまれていました。
また、お医者さん係には、走ることが苦手な方に担当して頂き、悔しそうに「入院」しに来る子どもたちを優しく手当してくださる姿は、とても微笑ましい場面でした。
そして、いよいよスポーツ鬼ごっこスタート!!
二つの鬼ごっこを体験して参加者どうし親睦が深まったところで、いよいよメインの「スポーツ鬼ごっこ」を始めます。
〇スポーツ鬼ごっことは?
〈スポーツ鬼ごっこのルール〉
① 時間内に宝を多くハントしたチームが勝ち。
② 相手の宝を取りに行きながら、自陣の宝を守る。
③ タッチする時は、必ず両手でタッチする。
④ Tエリアの内側に守りの選手は入ってはいけない。
⑤ センターラインを越えて敵陣に入り、相手にタッチされたら自陣に戻り再スタート。
⑥ 敵陣のSエリアに入ると相手からタッチされない。
⑦ タッチする時に押したり、叩いたりしない。
スポーツ鬼ごっことは名前のとおり「鬼ごっこあそび」にスポーツ競技要素を加えたもの。スポーツ的な要素を含ませて、従来の遊びの鬼ごっこに戦術や戦略を要するルールを加えた新しいスポーツ競技です。全国で約50万人の競技人口がいると言われており、子どもから大人まで年代関係なくみんなが楽しめる新しいスポーツとして注目を集めています。
ルール説明を聞いてから、参加者で3チーム分かれて実際にスポーツ鬼ごっこを始めました。
当日は3チームの総当たり戦を3回ローテションをまわしました。
ゲームを重ねていくうちにルールの理解や自分たちで役割分担、さらに作戦を立ててゲームに臨むチームも出てきました。
終盤では、子どもたちの本気モードもピークになり、負けて悔しがる子、得点ゲットに大喜びな子、そして疲れ果てる大人の皆さん(笑)
ゲームに勝利するためには、互いにコミュニケーションをとり、協力することが大きなカギとなります。
そして、大人の経験や知識から生まれる作戦と、子どもたちのカンやひらめきが合わさると、もっとすごいチカラになることも。
地域で一緒に生活することにもきっと同じなんでしょうね。
ひとまず、皆さん、お疲れさまでした!
みんなよく頑張りました!
体験時間も終わりに近づき、最後にスタッフも含めた全員参加型の景品獲得ゲーム「キビダンガー」をしました。
お手玉を投げて塔の上にバランス良く置くゲームで、鬼ごっこに参加できなかった小さい子どもさんや同伴者の方も一緒に参加してみんなで盛り上がりました!
とにかく単純なゲームですが、めちゃくちゃ集中力とコントロールがものをいう楽しいゲームでした。
あっというまの楽しい時間は終わりました。
体験会を通して
当日は小学生からご年配の方まで、多世代の方が多く参加してくださり、同じゲームで身体を動かしながら親睦を深め合いました。
参加者はみんな初めましての人ばかりでしたが、色々な遊びを一緒に体験していく中で、年齢関係なく、コミュニケーションがとれるような関係性が生まれていました。
今回の体験会が子供たちにとって大人とのコミュニケーションの取り方を学ぶきっかけに、ご年配の方には日頃の健康不足解消と子供たちとの触れ合いを楽しむ機会となっていればと思います。
まちスポ鳥栖ではこれからも地域における多世代のコミュニケーションが活発になるような企画を今後も開催予定です!!
鳥栖市スポーツ鬼ごっこ愛好会について
今回インストラクターを務めていただいた磯野さんが代表を務める「鳥栖市スポーツ鬼ごっこ愛好会」さんは今後も鳥栖市内を中心にスポーツ鬼ごっこをはじめ様々なニュースポーツの普及活動や今回のような体験会を行っております。
最新情報は、鳥栖市スポーツ鬼ごっこ愛好会 公式SNSからチェックをお願いします。
(https://twitter.com/tosuonigokko)
(https://www.facebook.com/tosu.onigokko)
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当事業は「令和3年度 「地域いきいきさがふれあい
基金」地域福祉振興基金助成事業」として実施いたしました。
(写真提供:中島重人氏)